こんにちは。
eight blogをご覧いただきありがとうございます。
このブログでは、初心者からたった2回の受験でIELTS7.0を取得した時に効果があった実践的な学習法をご紹介しています。
今回は、趣旨を変えて、私が実際に取り入れて意味がなかった、無駄だったIELTS対策をご紹介します。
単に何かを卑下するということではなく、何故無駄だったのか理由を踏まえてご紹介します。
この記事は以下のような方へオススメです。
・効率よく勉強したい。
・何が自分に合う勉強法なのかわからない。
・失敗例を学び、リスクヘッジしたい。
それでは、早速みていきましょう。
1. 聞き流しリスニング
某英会話教材で有名になった、「聞き流しリスニング」ですが、IELTS対策には効果が薄いのでやめた方が賢明です。
電車や車の移動時間を使えば、耳が自然と英語に慣れるから、
絶対にリスニング力が上がるはずだ!
このように考えていた私は、移動中にポッドキャストやラジオなどを聞きまくり、耳を鍛えようとしました。
しかしながら、ほとんどIELTSのスコアには影響がありませんでした。
私が分析する原因は以下の通りです。
・初めて聞く音声で内容をよく理解できずにただただ音として聞いていた
・内容についていけず、頭の中では他のことを考えていた
・IELTS特有の発音・イントネーションとは異なる聞き心地の良い音声を聞いていた
リスニング力を鍛えるためには、聞き逃しがないように集中できる環境で向き合うことが必要です。
もし、聞き流しを中心にリスニング学習計画を立てている場合は、上記の原因に当てはまることがないか、今一度確認が必要です。
2. 映画をつかった学習
映画を使った学習方法は、「実際の活きた表現が学べる」「自然な言い回しが身に付く」といったメリットから様々な場面で紹介されています。
これ自体は否定するものではありませんが、初心者だった私にとってIELTSのスコアを上げるという目的から考えると、他にもっと取り組むべき学習があり、時間や体力も無限ではないので、取り組む必要がなかったものと考えています。
もし、あなたが既にどんなテーマでも2分間スピーチできる状態にあって、もっとネイティブが使うような表現を取り入れたいというようなディテールにこだわっているようであれば、この学習法は最適と言えます。
一方、そもそもどうやったら2分間も一人でスピーチできるようになるのか、あるいは、テーマが変わるとアイディアが浮かばずに頭が真っ白になってしまう、というような状態でしたら、もっと時間を割いて取り組むべき学習があります。余計なことに時間と体力を使わないということが、最短で目標達成するための原則です。
スコアアップにつながらなかった原因を以下の通り分析しています。
・「英語であるテーマについて話す」という試験内容と映画学習が一致しない
・実際に使いたい表現に出会うまで映画を見続ける必要があり、効率が悪い
・映画から得た表現と自分のエピソードがマッチしない
語彙力のアピールをしたいがために、慣用句「be on cloud nineなど」を強引に取り入れても自分の話す内容と合致していなければ不自然になります。
映画学習自体は効果があるものですが、多くの方が大学や大学院の出願期限までに目標スコアを達成しなければならない中においては、積極的に取り入れる理由はありません。
3. 手元にあるIELTS以外の教材を使う
IELTSは公式問題集や受験料が高額であり、その後控えている海外の大学・大学院もお金がかかるため、極力費用を抑えたい気持ちがありますよね。
当時の私は、TOEICや日常会話・ビジネス英会話用のテキストや本をいくつか持っていたので、例えば単語帳に関しては、
「IELTS専用でなくても大体同じでしょ!」
と、タカを括っていました。
これで少しでも節約できれば、受験回数を増やせると考えたいたからです。
ただし、即座にこれが間違っていたと痛感する出来事がありました。
公式問題集を解いた時に、TOEICでは見たことも聞いたこともない単語が並んでいて、リーディングのスコアが壊滅的に低かったのです。そして、自己採点後、わからない単語を一つずつ調べていくと、ある傾向に気づきました。
それは、学術的な単語が多いということです。
それもそのはずで、IELTS(Academic)は大学・大学院進学のための英語力を測る試験ですので、入学後に出会うであろう単語が沢山出てきます。
実際に私が入学したMBAでも当たり前のようにIELTS頻出単語が出てきました。
もし、TOEICや他の単語帳をやっていたら大きな時間と労力を無駄にするところでした。
下手すると取り返しがつかなくなりますので、絶対にマネしないようにしてください。
原因分析は以下の通りです。
・IELTSに出てくる単語は特徴があるため他の英語試験とは範囲が異なる
・そのためリーディング等、他の教材もIELTS専用でないと効果がない
遠回りしないためにも、専用教材を購入することをオススメします。
4. ライティングの模範解答を暗記する
これは絶対にやめた方が良いです。
特にタスク2に関しては、出題内容が定期的に入れ替わるため、よほど卓越した記憶力の持ち主以外、再現性がないからです。
割と多くの方が「気合いで暗記する」と言っているのを見かけますので、やめた方が良いです。
ただ、模範解答から学べることも沢山あります。特にタスク1においては真似することで徐々に自分のものとなり、グラフ問題など同種の問題に対しては使えるフレーズが沢山あります。
詳しくは、コチラの記事でご紹介しています。
この勉強法が無駄だった原因は以下の通りです。
・覚えられる量に限界があり、再現性が低い
・暗記してきた文章は、試験官に見破られる(スコアが下がる)
・採点項目の首尾一貫性が保てない
タスク2は最大関門の一つですので、なかなかスコアが上がらずに苦労されている方も多いと思います。自己採点もできないので、進歩しているかどうかも確認しにくいので、モチベーションが保ちにくいと思います。
タスク2の効果的な勉強法は、自分で書いたエッセイを見返して、採点基準と照らし合わせながら、ブラッシュアップしていくことです。地道な作業ですが、自分のライティングのクセや陥りがちなミスが分かるため、出題テーマが変わっても対処でき、再現性があるのでオススメです。詳しくは、コチラの記事でご紹介しています。
ここで紹介した勉強は、世間でもよく見かける事例ばかりです。
IELTSのスコア取得がゴールであれば、それに最短で近づくための効果的な学習を取り入れ、それ以外のものは排除するのが効率的です。なぜならば、時間と体力に限界があるからです。是非、自分の実力と目標を見失わないように取り組んでいただければと思います。
大丈夫です!あなたなら出来ます!応援しています!
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