自分の意見を英語で伝えるための効果的トレーニング

英語全般

こんにちは。 

eight blogをご覧いただきありがとうございます。 

このブログでは、初心者から初めてたった2回の受験でIELTS7.0を取得した時に、実践して効果があった勉強法をご紹介しています。 

さて、今回は【自分の意見を英語で伝えるための効果的トレーニング】をご紹介します。 

この記事は以下のような方へおすすめです。 

・ 英語で自分の言いたいことが出てこなくて会話が止まってしまう 

・ 英語を話しているうちに自分が何を言ったか忘れてしまう 

・ オンライン英会話で聞き役になってしまう 

みなさんは、次のような経験をしたことはありませんか? 

自分の言いたいことが日本語では分かるのに、英語でどう言えば良いか分からずに会話が止まってしまう」 

よく世間では、「脳内で日本語を英語に訳さない方がいい!」とか、「英語を英語のまま理解した方が早い!」という意見を耳にします。 

一体どうやったらこのような状態になれるのでしょうか。 

この記事では、初心者の方がなぜ「言いたいことを英語で伝えらないのか」の原因と対策をご紹介します。 

それでは具体的に見ていきましょう! 

英語で言いたいことが言えない理由

はじめに、「英語で言いたいことが言えない」理由について以下の通り分析します。 

できない理由を分析することで、効果的な対策が立てられて、学習効果が高まるからです。 

私が考える主な理由は以下の通りです。 

・単語や文法などの基礎力が足りていない 

・「言いたいこと」を言語化することができていない 

・英語特有の表現方法を知らない 

単語や文法などの基礎力が足りていない

「自分が英語で言いたいこと」や「いつもつっかえてしまう話題」などを思い浮かべてみてください。 

それらの表現で必要となる単語や、文法は適切に理解できているでしょうか。 

例えば、最近の出来事について話しているとして、「髪の毛を切った(サロンで切ってもらった)」と言いたい場合、使役動詞の理解があいまいですと、「I cut my hair」と言いがちです。 

自分でハサミを使って切った場合はこれでOKですが、サロンなどで美容師さんに切ってもらったと言いたい場合は、「I had my hair cut」となります。 

この例のような状態を、「基礎力が足らない」状態としています。 

もし、主な原因が基礎力不足の場合は、まずは英文法から始めることをお勧めします。 

理由は、「覚える範囲が限られていること」と「自分のレベルアップが感じやすい」からです。 

詳しくは、以下の記事にてご紹介していますので、参考にされてみてください。 

「言いたいこと」を言語化することができていない

ある程度基礎力があるにも関わらず、「言いたいこと」が言語化できずにつっかえてしまうことはよくありますよね。 

日本語の会話でも、思い出せずについつい「あれ」とか「〜みたいな感じ」で済ませてしまうことがよくあります。 

別にその単語を知らないわけでも、当然日本語の文法を理解できていないから「言えない」のではなく、単純に口から出てこない状態です。 

この原因は、主に以下の2つです。 

・思い出せない 

・言語化できない 

思い出せない

「思い出せない」ことへの対策は、「使う・触れる機会を増やす」というのが効果的です。 

家族の名前や卒業した学校の名前は忘れないのに、苦労して覚えた英単語や一回しか会ったことがない人の名前は、なかなか覚えられない理由は、単純に「使う・触れる機会」が少ないからです。 

また、人間の脳に記憶できる量も限られていることを考えると、例えばIELTSやTOEICなどの試験が控えている方は、試験によく出てくる単語を中心に「たくさん触れる」という方法が効果的です。 

さらに科学的に効果を高めたい場合は、「エビングハウスの忘却曲線」に沿って「2日後→1週間後→2週間後→1ヶ月後」に再学習する仕組みを作る方法もあります。 

言語化できない

続いて「言語化できない」ことへの対策をご紹介します。 

実はこれが一番厄介です。頭の中にイメージはできているのに、ピッタリはまる単語が出てこないために「〜みたいな感じ」で済ませてしまう状態です。 

親しい間柄や、日本人同士なら、背景にある知識や文化的習慣などから、「〜みたいな感じ」でも通じてしまうことがよくありますが、英語で外国人とコミュニケーションする時は、これではあなたの考えは相手に伝わりません。 

さらに、「すごい!」とか「やばい!」という表現も、非常に意味合いが広く便利な言葉のため、日常的に使ってしまいますが、何がすごくて、何がやばいのか、を伝えないと、あなたのことをよく知らない外国人に英語を通じて理解してもらうことは不可能です。 

この問題への対策は、普段から「〜みたいな感じ」とか「やばい!」というものを言語化する練習をしておくことです。 

練習と聞くと、ちょっと面倒くさそうなイメージがありますが、誰にでも今日からできる超おてがるな方法があります。 

それは、「メモを取る」ということです。 

自分が言いたいと思ったことを実際に手を動かして書き出す、という意味です。 

例えば、「ハロウィンイベントで渋谷の街がやばかった!」ということを言いたい場合、具体的に何が「やばい」と感じるポイントだったのかを、キーワードで良いので書き出してみてください。 

・人が多くてやばかった 

・お洒落なコスプレが多くてやばかった 

・街が汚くてやばかった 

など、色々な理由があると思います。 

このように、日本語では曖昧にしておいても相手に通じてしまうことこそ、言語化しておくことで、英会話力が格段にレベルアップします。 

そして、キーワードが出てきたら、あとはそれらを使って、簡単な英作文を実際に書いてみます。 

恐らく、初めのうちはほとんど書けないと思います。 

でも、それで良いんです。(というか、それが良いんです!) 

「真っ白な紙に文章を書こう!」でも「書けない」という状態から、強制的に吐き出す(書き出す)ということが英語をアウトプットする、行為そのものです。 

もし、「全く書けない」という場合は、上記の基礎力のところから再度トレーニングをすればOKです。 

「書けるものもあれば、書けないものもある」という場合、とにかく自分の力だけで、まずは文章になるように書いてみてください。 

その後、「何が原因で書けなかったのか」、言い換えると、「何が出来ていれば書けたのか」を分析します。 

大体の場合、理由は

・語彙力不足 

・文法力不足 

・アウトプットの練習不足 

ですので、一つ一つ原因を分析して、対策をすれば必ず書けるようになります。 

さて、ここでお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、上記までは全て「書く(ライティング)」ことに関する対策でした。 

記事のタイトルである「自分の意見を英語で伝えるための効果的トレーニング」と矛盾しているじゃないか!と思われた方もいらっしゃるかもしれません。 

でも、心配は無用です。 

上記のトレーニングは、スピーキングにも効果があるんです。 

書くことも、話すことも、英語を発信するアウトプットの行為です。 

両者の違いは、頭に思い浮かんだこと(話したいこと)を、文章に書き起こして伝えるのか、口に出して言葉で伝えるのか、の違いです。 

どちらの方が、スピードが早く、瞬発力が必要だと思いますか? 

明らかに、会話の方がスピードが早いですよね。

ここがポイントなんですが、英語でのアウトプットができないと悩んでおられる方にとって、 

いきなり自分の言いたいことを会話のテンポでアウトプットすることはかなり難しい行為なんです。 

自分の考えをまとめ → 英語でアウトプットする という行為のスピードが遅いので、 

会話になると、「言いたいことが言えずに止まってしまう」という状況になります。 

この場合、まずはゆっくりと時間をかけて、自分のペースで英語をアウトプットできる英語メモのトレーニングから初めてみてください。 

慣れてくると、段々とスピードが上がってきて、いちいち書くのが面倒くさくなってくると思います。その状態になってくると、会話のテンポについていける状態ですので、どんどん「話す」トレーニングにシフトしていってみてください。 

そして、さらなるレベルアップを目指して「英会話の瞬発力(レスポンス)」を向上したい、という場合は、以下の記事で具体的にご紹介していますので、ご参考になさってみてください。 

英語特有の表現を知らない

英語メモの練習を続けていると、自分が日本語でイメージしている言いたい内容と、英語に置き換えた時のイメージが異なることがあります。 

先程の「髪を切った(サロンで)」という例で考えると、日本語の場合、「髪を切った」と言えば、多くの方が、サロンや床屋で切ったということを理解してくれます。 

自分で切ることの方がレアですので、その場合は、区別するために「自分で切った」と言うと思います。 

これを、単純に「切る=cut」として理解していると、「I had my hair cut」と言われてもピンと来ない、ということになります。 

一方、無生物主語、例えば「It is fine today」のような表現も日本語の直訳から考えると違和感があると思います。 

このように、英語特有の表現を知ることが、英語で言いたいことをスムーズにすることにつながっていきます。 

日本語と英語のルールが違うからこそ、「英語を英語のまま理解するのが良い」という考えに行き着くというわけです。 

これの対策は、とにかく英語に触れるという事に尽きますが、特別な対策を立てる必要はありませんのでご安心ください。 

上記でご紹介した「英語メモ」のトレーニングで、自力でアウトプットできない表現を調べる過程で、自然と身についていきますので、心配する必要はありません。 

ただし大事なことは、「自分が言いたいけど自力で書けない表現をそのまま放置してはいけない」ということです。 

むしろ、自力で書けない表現を見つけた時こそ、レベルアップするチャンスです! 

文法テキストなどを活用して、新しい表現やできればリフレーズ(言い換え)表現も1〜2個同時に覚えていくことで、加速度的に英語で言いたいことが言えるようになっていきます。 

最後に、今日から始められるお手軽なアウトプットトレーニング方法について以下の記事で紹介していますので、「書く」から「話す」へステップアップしたい方は、ぜひご覧ください。 

オンライン英会話を始めた頃、自分の言いたいことが言えずに聞き役になっていました。

回数をこなしていくと、自分の中で「英語を勉強している気」になっていていましたが、結局それは単に「相手の話を聞いていた」だけであり、自分から発信していた訳ではないため、会話力が伸び悩んでいました。そんな時に実践したのが、今回ご紹介した、「メモを取る」というものです。誰にでも今日から始められて、効果抜群ですので、ぜひトライしてみていただければ嬉しいです。

大丈夫です!あなたなら出来ます!応援しています!

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